文学生のふんわり金魚日記

文学院進という片道切符を選んでしまったへなちょこ女子大生がふんわり頑張る日記です。文学の中を泳ぎ回れるようになりたい。

大学院の冬受験について考えるー冬院試のメリット

ご無沙汰しておりました、タチバナです。

12月から1月にかけては卒論で立て込み、そのあとは院試で立て込み、2月はおおむね旅行で立て込み、3月は部活とバイトで立て込み続けて気付けば4月になってしまいました。

そして今は、大学院のもろもろで立て込んでおります。

 

今日は、院試の話をしたいと思います。

 

大学院の冬受験について考える

大学院の受験、というと一般的に8~9月頃にある「夏受験」が知られているかと思います。

私が院試に際してネット上で情報収集した際も、ほとんどのサイトが夏受験について扱っていました。(そしてまた、そのほとんどが理系大学院についてでした。)

そのくらい冬受験はマイノリティなんです。

この記事は、私のようなマイノリティ受験をするみなさんに、少しでも役立てばいいなと思い書いています。

 

冬受験と夏受験の違い

一部大学院では冬にしか受験がないところもありますが、大半の大学院では夏と冬の2回入学試験を設けています。

あくまで私の知る限りでの話ですが、違いはどのようなところにあるかというと、

 

①時期

当然ですね(笑)

夏受験が8-9月頃に実施されるのに対して、冬受験は1-2月頃の実施になります。

そして忘れてはいけないのが出願締め切りですが、前者は6月、後者は12月頃じゃないかなと思います。

したがって、夏受験はまえまえから院進を決意して就活をしていない、もしくは就活と院試対策を並行させている人たちが中心になり、冬受験は何らかの理由で院試に出遅れた人たちが中心になります。

私は6月末くらいまで就職するつもり満々で就活に勤しんでいたので、夏受験には出願が間に合わず冬受験になりました。

 

②出願書類

出願書類が夏と冬で異なることがあります。

私が受けた大学院では、

夏・・・研究計画書
冬・・・卒業論文

の提出が求められていました。

学部4年生の夏の時点ではほとんどの学生は何も論文を書き終えていないので、夏受験の場合は「院でどのような研究をどのように進めたいか」を記した研究計画書を提出します。

一方で、冬には卒業論文が書き終わっているor書き進めていることが前提になるので、そちらを提出します。

論文と計画書の両方を求めるところもあるようですね。

 

③試験科目

試験科目が異なることもあります。

冬の方が試験科目がぐっと減ることも…

 

冬受験のメリット

個人的な見解として、冬受験の最大のメリットは

卒論をほぼ書き終えた上で受験できること

です。

院試を念頭に置きながら卒論に取り組むことになるため、卒論の精度も同期より高かったと自負していますし、卒論を通して自分が研究したいことが何なのか、ちゃんと見つめられたように思います。(私は卒論を通し自分の適性を考え直し、受験する院を11月頃変更しました。)

そしてよく練られた卒論を院に提出できれば、それは自分の能力の証明として大きくプラスに働きます。

夏の時点で就職や進学が決まっている同期を見ると、まだ先行きが不透明な自分の現状がしんどくなったりもしましたが、私は冬まで頑張れてよかったなぁと思います。

特に私のような文学系の研究は、時間を費やして悩んで悩んで悩んでなんぼなところがあるので、夏に研究計画書を提出して空論を喋るのはとてもしんどそうです。

 

結局夏受験と冬受験どっちがいいの?

結論としては、

院進する意思がごりごりにある人・・・夏受験

卒論を通して自分の志向を見極めたい人・・・冬受験

かなと思います。

 

夏受験を受けるべき人

まず、院進の意思(どの学問分野に進むかも含めて)が早いうちから固まっているなら絶対に夏で受けてください。

もし失敗しても冬に再チャレンジもできます、純粋にチャンスの数が違う。

それに学部4年生の後期くらい気楽に、卒論と卒業旅行のことだけ考えて生活したくないですか?

とっとと合格しましょう。

 

冬受験を受けるべき人

まず、夏の出願に間に合わなかった人はもう冬を受けるしかないと思います。

そして夏で失敗してしまった人にも、冬という選択肢は十分にあり得ます。

卒業論文に心血を注ぎ、その力作論文を持って冬院試にチャレンジしてみてください。

また、自分の適性や興味のあることを見極めるという点においても卒論は有意義な作業ですので、それを通して進学する院を見定めるというのもアリだと思います。

とはいえ、落ちたときの保険を考えるのであれば、夏でどこか適当に合格しておくのが良いのは確かですね…

 

 

以上、冬受験のおはなしでした。

夏を逃してしまっても、夏で失敗してしまっても、冬という選択肢が残ってますよ!というお話です。

各大学院の冬受験の特性を理解した上で、どうぞ検討してみてください。

 

タチバナ

 

詳解 大学院への英語

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