就活が嫌過ぎて香港へ逃亡したはなし
こんにちは、タチバナです。
今日は最近(?)行った香港旅行の話を書きたいと思います。
6月下旬、2泊3日で香港・澳門へ旅行してまいりました。
とはいえそのころ私は就職活動の真っただ中。
つまりそう、現実逃避です。
私は6月の3週目までに第1弾の企業群(3月とかにES出した分ですね)の面接をすべて終え、最終面接も既に6本受けていました。
「まあ6個も最終受けてればどこかは引っかかるでしょ~」
と希望的観測を抱いていた私。
しかし待てど暮らせどなぜかどこからも連絡がこない。
絶望でした。
まさか自分が持ち駒全滅させるとは思わなかった…
圧倒的な焦燥の中、次なる手をいかに打つかに頭を悩ませた末私は…
香港に旅行に行きました。
日程
往復ともLCCを使いまして、あわせて3万円強程度だったと思います。
私は諸般の事情によりこの日程にせざるを得なかったのですが、日によっては1万円台で余裕で行けちゃうみたいですね、すごいぞLCC。
実はアジア系のLCCに搭乗するのは今回が初めてだったのですが、そこまで大きな問題はなくスイスイ乗れました。
- ちょーーーっと搭乗ゲートが僻地にあって焦った
- 帰国便が1時間遅延して終電を失った
のはご愛嬌ですね...?
宿泊
「貧乏学生だからあんまりホテルにお金をかけるわけにはいかないけど、でもせっかくだしちょっといいホテルにも泊まってみたい!」
ということで、今回は1泊目が節約コース・2泊目はちょっぴりリッチコースという組み合わせにしました。
なお、香港は全体的に物価が高く、ホテル価格もかなり高めの部類なんだそうです。
1泊目―Boutique 1946 Inn
1泊目は、雑居ビルなのか団地なのかすらよくわからない建物の一室にあるホテル(?) Boutique 1946 Inn に泊まりました。
上の写真はホテル(?)の入り口です。
漂う生活感が、なんだか香港の暮らしをのぞき見しているようで楽しくなっちゃいますね。
この中に小さなお部屋がいくつかあり、それぞれカードキーで出入りします。
お値段は2人1部屋で5400円/泊程度でした。
このホテルを選んだ決め手は以下の通り。
- 香港の中ではかなり安い
- 中心街モンコック(旺角)の駅から近い
- バスルーム(トイレ&シャワー)が個室についている
特にバスルームに関しては、鬼の蒸し暑さを誇る香港の6月においては「1日の終わりにすっきりシャワータイムを過ごせるか否か」が死活問題になると考えかなり重視していました。
部屋は狭いながら必要なものはコンパクトにすべてそろっていて、思っていたよりだいぶ快適に過ごせました。
2泊目―New World Millennium Hong Kong Hotel
2泊目はこちら、まさかの5つ星ホテルNew World Millennium Hong Kong Hotel。
(画像をクリックでTripAdviser にとびます)
もともとは日航系だったらしく、日本からの利用客も多いというホテルでした。
このホテルを選んだ決め手は
- 5つ星ホテルとしてはとにかく安い
この1点です(笑)
私は友人と2人でハーバービューのデラックスルームに宿泊しましたが、2人1部屋で25000円/泊程度でした。驚安。
お部屋は広々、ベッドはふかふか、窓からは香港の海が見えて、とっても最高でした。
また、バスルームがかなり広くつくられていて(※貧乏学生の感覚です)、非常に楽しいバスタイムを過ごせました。
お風呂ぎらいで普段はほぼシャワーで行水しているだけの私ですが、このときばかりは夜と朝2回お風呂に入りました...(笑)
香港で記憶に残った場所
バードストリート
最も印象に残った場所はどこかと言われると、個人的にはバードストリートかなと思います。
公園のような外の街とは少し隔てられた空間に、鳥を売る小さな小屋が立ち並びます。
屋台に挟まれた小路は少し薄暗く、あちこちから鳥の鳴く声が聞こえてきました。
私が子供のころ初めて映画館で観た映画が『劇場版 カードキャプターさくら』なんですが、この映画の舞台は香港。
商店街の福引で香港旅行を引き当て、お兄ちゃんとともに香港に行くんです。
正直なところ具体的なストーリーはまったく覚えていないのですが、唯一、さくらちゃん一行が薄暗いバードストリートを歩いていた映像だけは妙にはっきり記憶に残っています。
ですので今回の香港旅行ではどうしてもここに行きたかったんですよね。
駅から少々距離があり、暑さでよれよれになりながら歩いていく羽目になったのですが、行けて良かったなぁと思います。
ヴィクトリアピークのスカイテラス
これは大変王道ですね。
香港の100万ドルの夜景を見下ろす位置にある有料展望台です。
「香港に行くならとりあえずココ!」というくらい王道なのですが、私にはあまり何とも言えない意味で記憶に残りました...
というのも、 お天気が最悪だったんですよね(笑)
スカイテラスまで行くのにトロッコ+入場料でおよそ1500円程度するのですが、いざ行ってみたらまさかの曇り。
展望台自体がおそらく雲に突入してしまっていたようで、下界の夜景なんかボヤボヤのボヤです。見えたもんじゃありません。ただひたすら濃厚なミストを浴びるのみ。
「や、なんで誰も『今日は曇ってて夜景見れないよ』って教えてくれへんの...?」
と思いました。くやしい。
しかし有料展望台から降りタワーから出て歩くこと数メートル。
観光客がほとんどいない屋外の小さな展望台からは、多少マシに夜景が見えたんです。
高くにある有料展望台が雲に巻き込まれていたのに対して、こちらの展望台は高さが無い分クリアに夜景を見ることができたんですね。
上の写真はそのとき撮ったものです。
その他の思い出
エビシュウマイがひたすらおいしくて毎食食べたり(3日目の朝食でついに飽きました)、チャイナな寺院に行ったり、トリックアートではしゃいだ写真を撮ったり、大変楽しく2泊3日を過ごしました。
しかし私の頭の片隅に常にあるのはそう、
「就活」。
2日目の夜ぐらいから就活のことをまざまざと思いだしてちょっと泣いたりしました。
あとは川辺でロマンチックに眺めていた香港100万ドルの夜景の中に、私を最終面接で落とした企業の看板が燦然と輝いていたのがもう最悪でしたね。
それも2社分。
「就活から逃げたくて香港まで来たのに逃げられへんのかーい」と。
旅行最終日、香港空港から羽田へと旅立った私は、その翌日東京の大規模就活イベントに参加しましたとさ。